考察。或いは今持ち合わせる限りの文学への知識。

学園ものの物語を書くとする。仮定です。

 

方向性を決める必要があるわけだが、しっかりと物語にするのか、又はギャグ系にするのか。

ギャグ系、日常系ならば決めることといえばキャラの役割分担と舞台の設定くらいでおわるわけだ。しかしむずかしいのは前者。物語系。

 

けものフレンズ2の時にもたしか ”人間の欲求を満たすことを主軸としたため、誰かが失敗という行為を行わなければならないストーリー構成になってしまった” みたいな考察を見ました。

 

そんなかんじ。青春活劇、冒険活劇。痛快劇を書きたいのならば必要となるのは敵、enemyの存在だ。

しかし学校という閉鎖された(それが長所でもあるのだが)空間において敵という存在を何人も何人も登場させることは不自然以外の何物でもなく、学校内で終わらせようとした作者は早々に物語を畳むことに、終わらせたくなかった作者は学校外に範囲を広げ 物語を無茶苦茶に、というのが前例なわけです。

 

痛快じゃなければよいのか、という話でもない。

物語を書くのならば何かしらの快感を得られる内容でなければならない。

冒頭に挙げたギャグ系やらで満たされるものはそういうもので、物語で満たされるものはまた別のそれ....ちょっと語彙力がアレだったが、許してください。というか後から読み直してこれ理解できるのかな...

つまり、痛快モノじゃなくても、例えば謎解きスッキリモノだとか、困った人をお助けする部隊でお助け→スッキリ みたいなものにする必要があるわけです。

 

しかしあまりに程度のデカいものや、頻度、回数が多すぎると不自然が極まってしまう。

 

 

学校というものを全ての日本人が知っていることも問題である。

 

あまりに強大すぎる、悪役らしい悪役を出すと、それを倒す前の嫌悪感の時点で諦めてしまう可能性が高くなる。

これは、すべての日本人が "学校に通っていたあの頃" を知っているからであり、”こんな人がいて、その人が嫌いだったなぁ” という存在を誰もが多分持っている、少なくとも持っている人の方が多い中で、それと照らし合わせてしまうからだ。

そう、リアリティは必要不可欠だが、あまりにリアルすぎると嫌悪感が出るのだ。『不気味の谷』みたいで面白いですね。

 

 

最後に、総括をしたい。つまるところ私が何を言いたいのか。

そう

やっぱ氷菓ってスゲー!

神作です。凄い。凄いね。そして面白い。高山に住もうかな。なんてね。悪くない。

 

PS.最近とらドラ!とGATEを観てます。いや、めちゃ面白い。特にとらドラめちゃいい。ゼロ魔の雰囲気すごかったけど(声優とか作画とか声優とか)もうまぢおもしろいやべえ。やべえ。完走したら感想書く。多分。